研究成果

学会

媒体の種類:化学業界紙
掲載紙/掲載誌/掲載メディア:化学工業日報

緑膿菌 mRNAワクチン

記事要約:

プロジェクトCHANGE研究課題2に参画する東京科学大学・内田智士教授らの研究グループは、京都府立医科大学と共同で薬剤耐性菌である緑膿菌を標的にしたメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを開発しました。新技術「ピュアキャップ法」を用いて、mRNAの不純物をほぼ100%除去し、抗体の産生を効率化。マウス実験では生存率を40%向上させ、緑膿菌の量も大幅に減少しました。この研究は、他の病原菌にも応用可能で、抗菌剤に依存しないワクチンの開発に寄与することが期待されています。成果は国際科学雑誌 Journal of Controlled Release に発表されました。

原著論文:

https://doi.org/10.1016/j.jconrel.2025.113860

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