メトヘモグロビン内包リポソームをMRI造影剤として初めて使用
研究課題3に所属する量子科学研究開発機構の青木伊知男・上席研究員らは、代替血液の成分として注目され安全性が確認されているメトヘモグロビンを脂質ナノ粒子に内包したものが効果的にMRIのシグナル強度を高めることをマウスモデルで実証しました。MRI造影剤としては、ガドリニウム錯体が主に臨床現場で使用されていますが、高齢者に多い腎機能が低下した患者さんに使用できず、また環境汚染物質としても危惧されています。メトヘモグロビンは、腎機能を損なった動物モデルでもほとんど影響がないことが確認されています。本成果は、4/7 付、ACS Applied Bio Materials でオンライン掲載されました。
論文の要旨は以下からご覧ください。
http://change.kawasaki-net.ne.jp/project/performance/1095