研究成果

論文

媒体の種類:学術論文
掲載紙/掲載誌/掲載メディア:Educational Gerontology

著者:A. Igarashi, M. Takaoka, R. Onozuka and N. Miyazawa

小学生を対象とした共同開発の「高齢者に優しい」教育プログラムの評価:準実験的研究

要約:

本研究では、異なるバージョンの「高齢者に優しい教育プログラム」を受けた2つの連続するコホートを対象に、小学生の認知症の人々に対する態度および支援意欲の変化を調査した。同一小学校の6年生からなる2つのコホート(2023年度[FY2023]:n=63; 2024年度:n=69)を対象に、準実験的デザインを採用した。2024年度のプログラムは、世代間交流の要素が追加されたことなど、いくつかの点で2023年度のプログラムとは異なっていた。認知症の人に対する態度は、改訂版14項目の「認知症に対する態度尺度」を用いて評価し、支援の意図は4つの地域社会を題材とした事例を用いて評価した。測定は、ベースライン(T1)、教室でのプログラム終了後(T2)、および約3か月後(T3)に行われた。2024年度においては、世代間交流プログラムがT2とT3の間に実施され、T3の測定はその終了直後に行われた。 2024年度において、態度についてはT1からT2へ、さらにT2からT3へと改善が見られたのに対し、支援意向についてはT1からT2へと改善が見られたものの、T2からT3にかけてはそれ以上の改善は見られなかった。態度については、統計的に有意な「時期×年度」の交互作用が認められ、有意な2次項も確認された(F(1, 124)=7.62、p=.007、部分η²=0.058)。これは、2つのコホート間で態度の変化の全体的なパターンが異なっていたことを示している。2024年度コホートでは、プログラムの最終構成要素実施後にコホート内でのさらなる改善が見られたが、プログラムのバージョンが複数の点で異なっていたため、世代間交流の具体的な寄与を特定することはできなかった。

 

https://doi.org/10.1080/03601277.2026.2731251

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