研究成果

学会

媒体の種類:学術論文
掲載紙/掲載誌/掲載メディア:Advanced Materials Technology

著者:T. Kato, T. Tanaka, Y. Hamanaka, R. Toyoshima and K. Uchida

均一な金ナノシートセンサーアレイとニューラルネット推論を用いた流量適応型ガス検知の実現

ガスセンサーの応答はガス流量の影響を大きく受けるため、呼気分析装置などの可変流量アプリケーションでは対象ガス濃度の正確な検出が妨げられる。この課題に対処するため、均一な金ナノシートセンサーを空間的に分散配置したフロー適応型センシングシステムを開発した。配列レイアウトは計算流体力学(CFD)シミュレーションにより設計され、ガス曝露時に配列出力から時空間信号パターンを生成する。これらのパターンを用いて深層ニューラルネットワークを訓練し、様々な条件下でガス流量とH₂S濃度を正確に推定した。本システムは動作中に能動的な流量制御を必要としない。提案手法は、センサーアレイ設計、CFDに基づくレイアウト、人工知能ベースの推論を組み合わせることでガス検知の根本的限界を克服する。本検知システムは多様な流速条件下でも信頼性高く動作し、携帯型・ポンプレスガス検知プラットフォームへの応用に向けたアレイベース検知手法の概念的潜在性を示している。
 

http://https://doi.org/10.1002/admt.202502054

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