媒体の種類:学術論文
掲載紙/掲載誌/掲載メディア:International Journal of Affective Engineering
著者:K. KIMURA, T. KAKEDA, R. SHIRAGA-ADACHI, S. UEDA-TAKENAKA, A. MATSUMOTO-YANAGIMOTO, T. OKAYAMA and Y. OGINO
実験的に誘発された疼痛刺激に対する左右手の疼痛知覚の非対称性:無作為化研究
この単盲検無作為化比較試験では、右利きの成人15名を対象に、利き手と非利き手の痛覚感受性の差異を検証した。参加者は電気刺激による疼痛、熱痛、冷痛の刺激を受けた。本研究では、疼痛強度(VAS)、情緒的発汗、熱痛閾値、気分状態プロファイル(POMS)、唾液中クロモグラニンA(CgA)を測定した。結果、電気刺激による疼痛強度は左手が右手よりも有意に高いことが示された。しかし、熱痛・冷痛強度および熱痛閾値には両手間で有意差は認められなかった。情緒性発汗は両手および全疼痛刺激で一貫していた。唾液中CgAレベルは疼痛条件間で変化しなかった。さらにPOMSデータでは、全疼痛刺激において活力サブスケールスコアのみが条件前スコアと有意差を示した。したがって、この結果は右利き個人において非利き手である左手が電気刺激による痛みに敏感であることを示唆している。
http://doi.org/10.5057/ijae.IJAE-D-25-00017