高校生を対象にCHANGEのワークショップを開催しました

3月7日、川崎市立川崎総合科学高校科学科の2年生36名を対象にプロジェクトCHANGE若手研究者とのワークショップを開催しました。
本ワークショップは、本プロジェクトの意思を継承し20年、30年先に社会を担う彼らに、超高齢社会の課題は遠い先の話ではなく自分たちの未来そのものであることを自覚し、それを変えるのも自分たちであることに気づきを与える目的で実施しており、今回で3回目となります。
昨年12月の事前授業(参照→https://change.kawasaki-net.ne.jp/news/663/)を踏まえ、各班で洗い出した様々な課題を解決するための科学についてグループディスカッションを行いました。ファシリテーターおよびコメンテーターには下記のメンバーが参加しました。(敬称略)

<ファシリテーター>
髙岡 茉奈美(東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 特任助教)
持田 祐希(東京医科歯科大学難治疾患研究所 先端ナノ医工学分野 講師)
堀 真緒(東京医科歯科大学生体材料工学研究所 材料科学研究部門 助教)
松田 真由美(川崎市立看護大学看護学部 講師)
内藤 瑞(東京大学工学系研究科 マテリアル工学専攻 助教)
神田 循大(川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター 特任研究員)

<コメンテーター>
看護師 八木 美智子 川崎市看護協会 常務理事
看護師 澤田 祥子  三星会かわさき記念病院 看護師長
看護師 山上 明日 (株)ソエルテ 代表取締役

統括 荒木田美香子(川崎市立看護大学・副学長)、廣川聖子(川崎市立看護大学・教授)、五十嵐 歩(東京大学大学院医学系研究科 准教授)

発表方法に形式は設けませんでしたが、内容ごとに担当制で発表したり、1名が企業代表のようにプレゼンテーションしたりとチームそれぞれの個性が光る発表会となりました。

ファシリテーターやコメンテーターの皆さんからは、「新しい視点でのアイデアをいただいた」「ケア現場への理解を深めたうえで考えていただいた」「経済的にどう持続させていくのかも含めて今後も期待したい」などコメントがありました。

川崎市立川崎総合科学高校科学科では授業カリキュラムの一環として同プログラムを継続的に実施する予定です。将来、この生徒たちの中からケアイノベーションに関わる人材が生まれるをことを期待しています。