研究活動が研究者のみの視点で進められると、長い年月をかけて得られた学術成果であっても市民ニーズとのギャップが大きくて社会実装が困難なものとなりかねません。そのような事態に陥ることがないように、研究の進捗度合いにあわせて研究成果を社会に発表し、将来の消費者の声に耳を傾ける機会としての「共感・実証フィールド」を設けます。研究推進機構では、製薬企業のシニアディレクター経験者を積極的に雇用し、若手研究者やジュニアスタッフの育成に努めるとともに、研究成果のライセンシングなど社会実装の効率化を図っています。また、本拠点プログラムには多種多様な機関が参画しており、海外との連携も少なくありません。そのダイバーシティのマネジメントと戦略的な化学反応を起こさせるためのインナーコミュニケーションプログラムを企画実践します。
公益財団法人 川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)