「かわさきケアデザインコンソーシアム」キックオフシンポジウムを開催

 11月6日、「かわさきケアデザインコンソーシアム」のキックオフシンポジウムを川崎市産業振興会館で開催しました。様々な分野の企業や医療機関から200名近い参加者が集まり、本コンソーシアムに対する興味の高さを感じることができました。冒頭、文部科学省、経済産業省、科学技術開発機構、川崎市からご挨拶を頂いた後、本コンソーシアムの会長を務める一木隆範 CHANGEプロジェクトリーダーからプロジェクト説明を行いました。さらに、事務局長となる白﨑 功 CHANGE シニアコーディネーター(リリアム大塚会長)によるコンソーシアムの概要説明、幹事となる堀田彰恵 川崎市看護協会会長によるケアサイドからの期待についての講演と続きました。その後、特別講演に立った前・テルモ株式会社会長の三村孝仁氏からは、同氏の豊富な経験に基づいた医療機器産業の現状を国内と海外を対比してお話し頂きました。また、少子高齢化による医療の変化とヘルスケアサービスの広がりといったトレンドにおいて、ペイシェントジャーニーに事業機会があるという話は、本コンソーシアムにとっても大変参考になるものでした。さらにケア現場と企業、そして社会の関係を「三方良し」にSDGsの要素も取り入れた「六方良し」になぞらえ、ヘルスケア事業が単なる金銭的な利益を得るものではなく、人々の暮らしや未来社会に大きな影響を与えるものであることを強調されました。まさに本コンソーシアムが未来のケアデザインを行う性質を持つことを改めて認識させられるイベントとなりました。