川崎市内在住の薬学部5年生が iCONM で研修

iCONMでは、川崎市薬剤師会からの要請を受け、市内在住の薬学部5年生を対象とした研修を各年度3回に分けて行っています。6月13日に開催した本年度2回目となる研修には、38名の薬剤師の卵が集まりました。60分間の座学では、iCONM/CHANGEの紹介とともに、「薬の無駄遣い」を減らすための学問として「薬物動態学とナノ医療」をとりあげ、iCONMで行われている研究を紹介しました。また、近い将来、川崎市内で薬剤師として活躍する若者たちということで、少子高齢化が加速する中での薬剤師のありかたについても考えて頂き、特に地域医療における薬看連携など多職種連携の重要性を説きました。CHANGEに参画するアステラス製薬の方々にも「医療財源節約のためのエコ活動」について解説頂き、縮小傾向にある保険医療財源の適正利用に対して協力を求めました。出席者の多くは、医師・看護師とも連携してポリファーマシー(多剤服用)の解消と残薬管理・服薬管理がしっかりできる薬剤師の姿を描くことができたようです。
その後、施設見学を行い、世界最先端のナノ医療研究施設とはどういうところかを見聞して頂きました。