川崎市立川崎高校福祉科3年生を対象としたワークショップを開催

 11月27日、川崎市立川崎高校福祉科3年生を対象としたワークショップを行いました。これは、今年9月11日に同校で行った出前授業*を受けてのもので、その際に洗い出した看護・介護における課題をもとに、まずは20年後の理想としてケア現場のあるべき姿を描きました。介護実習を経験し、将来、看護師や介護福祉士、理学療法士、栄養士など医療・福祉の現場で働くことを目指す生徒たちということもあって、かなり具体的な理想があげられました。次に、それを実現するための道具やサービスについて、プロジェクトCHANGEの研究者や看護師たちと一緒に考えました。総じて、就労環境については多くの改善要望があり、根性論でなくワークライフバランスのとれた暮らしの実現が望まれています。例えば、将来、遠隔地からのみまもりやケアが可能になったら、時差が十分ある国にケアスタッフを置くことで夜勤を減らせるといったアイデアも提案されました。また、療養者宅では家族(独居であれば本人)がケアをすることになるので、自分たちが学校教育にも関わり、誰もがケアに関する知識や技術を持てるための啓発活動も行いたいといった意見もありました。

 * https://change.kawasaki-net.ne.jp/news/1007/